「深呼吸してみましょう〜」
という声掛けをヨガレッスンの際にされる人は多いと思います。しかし、何が深い呼吸で何が浅い呼吸か、判断基準を持っている人はそんなに多くありません。
生まれてこの方、毎日何気なくしている呼吸ですが、実は親にも学校でも教わったことないですよね？実はアスリートの９割が呼吸動作不全に陥っていると言う研究もあるくらいで、人間本来あるべき「普通の」呼吸を適切に行うのは難しいんです。
ヒントは「横隔膜」ではなくて、「肋骨」にあります。ボコっと浮き出た肋骨、ガコンと凹んだお腹、そんな状態だと幸せが逃げていくのは、ため息じゃなくて肋骨かも！？
ヨガ含めて様々な呼吸法や〇〇式呼吸はありますが、現場での指導は感覚や主観に基づくものが多く、客観的に呼吸動作を理解することは意外と難しいのです。そこで今回の講座では、ある程度科学的・客観的に人間本来あるべき呼吸を学び、実技で実践することで、体に起こる変化を体感していきます。
クライアントがヨガをしていない時間の「きほんの呼吸®︎」を最適化することで、ヨガインストラクターがレッスンなどで伝えていることが伝わりやすくなり、普段のレッスンで実践されているヨガ呼吸法や身体動作への介入を、頑張らずに結果を出せるようになることを目的として、今回の講座では「肋骨」にフォーカスを当てていきたいと思います。
